頭カラッポの方が夢詰めこめるブログ

ADHDの血をひく見習い魔女が日出ずる国にて馴染もうと奮闘中。設定曖昧。

某ADHDが必殺技について考える

ごきげんよう

体重を落とすだけでは体脂肪率はむしろ上がってしまうから筋肉をつけなければいけないとようやく気がつきました。綺麗に痩せるのって難しいですね。

 

先日「日本人のおなまえっ!」というNHKの番組で、必殺技特集の回を観てました。

まず「アナタが好きな必殺技は何ですか?」というアンケートから始まりまして、

ランキングは以下のものでした。

10位 螺旋丸(NARUTO/うずまきナルト

9位 北斗百裂拳(北斗の拳/ケンシロウ

8位 卍固めアントニオ猪木

7位 昇龍拳ストリートファイター

6位 空手チョップ(力道山

5位 ライダーキック(仮面ライダー

4位 スペシウム光線ウルトラマン

3位 元気玉ドラゴンボール

2位 アンパンチ(あんぱんマン)

1位 かめはめ波ドラゴンボール

 

でした。私の好きな技は入っていなかった…

ドラゴンボールはさすが世界的に支持されている作品なだけありますなあ。

フランスだったかな、技の時は日本の声に切り替わってた思い出があります。

この番組によると、日本には10万個くらいの必殺技があり、必殺技があるのは日本だけだそうです。

必殺技が生まれた背景は、力道山の「空手チョップ」が最初と言われていました。

敗戦国としての日本人がでっかい外国人選手をなぎ倒す様が、当時の日本人を元気づけたそうです。

新人アナウンサーがプロレスの実況をするにあたり、力道山の稽古中に色々教えてもらっていたそうです。

その中で「得意な技はなんですか?」「その技の名前はなんですか?」

と質問し、その場で力道山さんが考えたそうです。

それから「最初はやられ気味だけど必殺技で倒して大団円」という構図が浸透したそうな。

 

ウルトラマンスペシウム光線も最初名前は決まっておらず、「子供達に夢を持ってほしい」という願いで「スペース(宇宙)+なんとかシウム(カルシウムやアルミニウムから発想を得た「物質」という造語)」でスペシウム光線になったそうです。

 

そして三位の元気玉、一位のかめはめ波と、少年ジャンプでは必殺技の名称に力を入れていたそうな。

かめはめ波に関しては、亀仙人の技だから「かめ」という言葉が入った必殺技を考えていたところ、奥様が「かめはめ波は?」と提案してきたそうです。

ハワイのカメハメハ大王と名称が重なるのでハワイの方に嫌がられるんじゃないかとも思ったそうですが、主人公が正義のため、正しいことをしているのだからきっと大丈夫だ、と使用することに決まったそう。

亀仙人が南の小さな島でアロハシャツを来ているのは、ハワイから着想したのかもしれません。

この番組見るまでまっったく気付きませんでした。

 

ところで、どうして必殺技は日本にしかないかという点。

古武術には必殺技に近い「奥義」みたいなものが多々あり、なかには名称にやり方がこめられている技もあるとのこと。

戦国時代、いつ師匠が死んでしまうかわからないから名称にやり方をつけることで伝承されていくスタイルになったようです。

そして日本は言霊を重んじる国であり、技に言霊が宿る「精神性」が育まれた結果である、とのことでした。

 

「戦国時代に師匠がいつ死ぬかはわからない」というのは世界中であったことなのでは、と思ったんですが、西洋は産業革命以降「武器」に力を入れたから、個人対個人の一騎打ちというスタイルではないようです。

しかし言霊を重んじるのは、日本だけではないのでは…漢字を使う国なら同じでは…

という疑問はさておき。

私が一番好きな必殺技は、ドラゴンボールのピッコロが使う「魔貫光殺砲」であります。

魔の光が砲弾のように相手を貫くんですよ、いやーかっこいい。また最後を伸ばす音なのが「必殺技」っぽい。放った時の爽快な感じ。

一時期「マカンコウサッポウ」として衝撃波のような形で使われていましたけど、意味はわからずとも響きの格好良さがいいということだったのではと考えています。

あるとき、魔貫光殺砲って英語ではなんて名前なんだろうと検索したんですが、「Special Beam Canon」だそうで。全然「魔」とか入ってない。

これと同等の響きを持つ(と個人的に思っている)幽遊白書の飛影が使う「邪王炎殺黒龍波」。

こちらは英語では、「Black Dragon Hellfire」だそうです。

邪王どこいった。こういう時「漢字」ってすごいなって感じます。「じゃ」という音は「ヴ」に匹敵するかっこよさがありますよね。

この辺りに連載された作品てまだ海外を意識していないのか、英訳しても伝わりにくいものが多い気がします。

海外でも出版が浸透してきたNARUTOの螺旋丸は、英語版コミックではそのままローマ字のようです。

HUNTER×HUNTERは「俺の両手は機関銃」と書いて「ダブルマシンガン」という「念能力」とかがあり、これまた英訳は大変そうです。

今ぱっと思いついた英訳が大変そうだなあと思った念能力は、「死亡遊戯-ダツDEダーツ」ですかね。もうどっから説明すればいいのやら。

しかし、戦闘機のトマホークの語源とか、ちゃんとした意味を知った時に「おおすげえ」となるのはその土地の言葉とかですよね。(トマホークは北アメリカのインディアンが使う斧だそうです)

まったくの余談ですが、ワンピースなんて技が渋滞してる感じを受けてます。

そもそもルフィが食べたのが「ゴムゴムの実」だから「ゴムゴムのォ…」となるのかもしれませんが、「メラメラの実」を食べたエースは「メラメラのォ…」ではなくて「十字火」とかですからね。法則がよくわからん。

BLEACHスペイン語のあたりでアホの私には理解できなくなりましたが(OPもそうか)グリムジョージャガージャックという名前だけは何度も言いたくなる単語です。やっぱり「じゃ」っていいよね。

 

話を戻しまして。

精神性の話でいえば、海外のホラーといえばジェイソンが持つチェーンソーだったり、ゾンビやエイリアン(大多数)だったりですが、日本は貞子の「怨念」ですものね。

ホラーでは、女性が主人公の方が非力でハラハラするわけですが、その非力な存在でも物凄い精神性が全てを凌駕する、ということなんですねえ。

同じく漢字を使う、というか漢字本家の中国は陸続きで個人対個人の一騎打ちということはあまりなかったのかもしれません。

そういう意味ではやはり島国の日本独特の文化なのかもしれません。

皆さんの好きな技はなんでしょうか。

では2500字超えてるしそろそろ終わりにするか。

今回からっぽの頭に詰め込んだ知識でございました。