頭カラッポの方が夢詰めこめるブログ

ADHDの血をひく見習い魔女が日出ずる国にて馴染もうと奮闘中。設定曖昧。

某ADHD 釣りに挑戦。

ごきげんよう

最近薬が合ってきたようで前向きになってきました。

ただ年齢を重ねていくのも悲しくなるので、昔の「何歳になったんだからこれができるようになる!」の気持ちを思い出して新しいことに挑戦するようにしています。

その一つが、釣り。

知人が手ほどきしてくれるということなので挑戦。

 

その前に想定していた不安要素。

・餌をつけられるか

・釣った魚を針から外すことができるか

もうこれは体当たりで試してみようと思いました。

私の頭では「軍手をすればいけるのでは」と思っていました。

釣具屋さんで餌を購入、私はパニックに陥りました。

私はあの手足のないうねうねが苦手なのですが、「ぎいやー」と叫んで逃げました。

軍手しても無理だとわかりました。

今回は竿は一本しかなく、知人がサポート態勢で餌をつけて魚を針から外してくれたのですが、本来は一人一本竿があるので、餌をつけられない&針外せないのはとても迷惑になるだろうということもなんとなく予想できてしまい既に心は折れかけていました。が、

とにかく道具は揃ったのだからやってみようと海がある岸へ。

なるべく視界には入れないようにしながらも餌が針につけられる工程を確認。餌の気持ちになると、拷問虐殺の限りを尽くされているじゃないか…と更に気分はブルー。

ともあれ竿を海へ投げ入れ、ることがまず大変でした。

釣り糸をフリーにするのを忘れたまま投げたり、投げられても予想以上に手前で何度も地球を釣り…

地球を釣ると大体糸が絡まっているのですが、餌さんが怖いのでそれも知人にほどいてもらいました。

そしてようやく海へぽちゃり。ん、ベスポジ。

糸を張って、重りの先についてる餌がどんな感じに海中にあるかを想像しろ、とコツを教わりました。

糸が海まで続いていて、「お、隙の糸かい」とか無駄なこと考えていると何かがあったような、でも何もなかったかもしれない感じ。

じゃあ一度引き上げてもう一度投げてみればいいと提案され、引き上げてみるとこれびっくり。

7cmくらいのふぐがくっついていました。

針を外している間にぷーっと怒ってまるくなるフグ。

食べられないから釣り人にとってはハズレらしいですが、まるくなったフグがかわいくて飼いたくなる魔女見習い。

フグは海に戻されました。

 

私は何もしていないに等しいのですが、フグで知人はやる気スイッチが入り「どんどん行こう!」とせかせか餌をつけてくれます。

急に思いついて決行した故釣具屋で竿と仕掛けと餌を買っただけでハサミを用意しなかったことを知人は非常に悔いておりました。

餌に噛まれて「いたい」という知人。

どれくらい痛いのかがわからないのでもう恐怖。

今度は知人が竿を持つものの、初めての場所なのでポイントがわからず何度も地球を釣り糸を引っ張る知人。

と思いきやハゼを釣りました。

15cmくらいのハゼで、針がしっかり刺さってしまったためと外す道具がないため、ハゼはみるみる弱っていきます。

いきなり海から出されて、口を開けさせられぐりぐり針を揺らされる。こんな恐ろしいことがあるでしょうか…

キャッチ&リリースだって魚には迷惑だという情報は聞いていたのですが、これは胸が痛みました…

人間は自分の暇を潰す為だけに動物に針を投げるんだなあと…

釣ったらせめて食べてあげないと可哀想だと胸に刻みました。

 

ハゼで辛い気持ちになってしまったので知人が竿を持つことに。そしてその姿を観察。

なるほど糸はそんな風に張ればいいのか、とか色々知識を入れます。そしてまたもハゼを釣る友人。

そしてまた私が竿に握り、また投げ入れるところから何度も練習です。

うまく投げ入れられても、「魚がつんつん」がわからないので、引き上げたら餌がなく。かと思ったら気のせいで餌は一つも減っておらず。

でもなんだか段々楽しくなってきました。数々の失敗を積み上げると色々見えてくるものです。

「ここらへんは地球を釣りやすい」とか。

結局とても小さな魚を一匹釣ることができ、その日はお開きに。

軍手だったら魚はさわれるような気がしました。

餌の問題は以前解決していませんが、釣り好きがいう「糸を垂らしている時がもう楽しい」という感覚はわかりました。

一種の禅とか瞑想みたいな状態になるので気持ちいいのですね。

そして日光を浴びるので、普段のジメジメした気持ちが干される感覚でした。

 

1時間ちょっとしかやっていないのですけど、思いのほか体力消耗し早く眠りに就くことができました。

欝治療にもよさそうだし、今度はちゃんとした道具を持ってきてくれるそうなので楽しみです。

半人前ではありますが、今回の挑戦はやってみてよかったです。

ではまた。