頭カラッポの方が夢詰めこめるブログ

ADHDの血をひく見習い魔女が日出ずる国にて馴染もうと奮闘中。設定曖昧。

某ADHDによる甘酒の研究2

前回は、甘酒が美味しいと感じて、

市販のものを購入→自作する(ヨーグルトメーカー、炊飯器)

甘酒の効能と注意点

まで書き記しました。

 

自作する際は生麹を使用していましたが、これが結構厄介なんです。

要冷蔵なので冷蔵庫を圧迫します。

そして定期的にテレビで「甘酒すごい!」っていう特集が組まれると、手に入らなくなります。

これらの理由から、乾燥麹を購入してみました。

乾燥麹は室温での長期保管が可能で、値段も生麹に比べると低めです。

生麹が板状になっているものは米と混ぜる前に手で解さないといけなかったのですが、乾燥麹はバラバラになっているのが普通みたいです。

 

なんか、何故こっちが主流じゃないのだろうと思うくらい便利なシロモノ。

早速手に入れて作ってみました。

乾燥麹の中に入っていたレシピを見ると、お粥+乾燥麹と書いてありました。

乾燥麹が乾燥している分、水分が必要なのですな、ふむふむ、と思いながら出来たものを試食してみました。

 

なんと、あまり甘くありません。

私が作る甘酒が激甘だったとはいえ、これは加糖しないと市販レベルにもならない感じです。

レシピ通りやったのに何故なんだ...

思いつくことを色々やってみて、沢山の失敗を重ねて見えた答えは、「乾燥麹を乾燥麹のまま使っていること」でした。

よくやった失敗は水加減を間違えたことです。

生麹の時と同じ水量で作ったときは酷いものでした。大体「ちょっと甘いおじや」みたいなものが出来たんですが、生麹の水量の時はおじや以下の、冷えきった固いごはんみたいな感じでした。

失敗したとはいえまるごと処分するほど裕福ではないので、きな粉をかけたり練りごまペースト入れてみたりしてなんとか胃に収めました。

 

そして、「乾燥麹をふやかし生麹に戻す」。

こちらが甘い甘酒に辿り着く非常に重要なパーツでした。

例えるなら、ラピュタに辿り着くための飛行石か、リーディングシュタイナーを作動させるための電話レンジ(仮)、シンデレラにおけるガラスの靴...

ネット検索したところ、1番理想的なのは

・50~60℃のお湯を適量(麹200gに対して50~200mlとかすごく幅のある数字が書いてある。どうやらメーカーごとに乾燥度が違うからかも)入れて、2時間くらい50~60度で保温すること、

・たまにかき混ぜること

と書いてあったのて、サーモスの水筒(600ml)でやってみました。

水筒だと暗くて、適量かどうかよく分からなかったんですが、混ぜるのと保温はバッチリだったと思います。

しかし、水筒から出すのが大変でした。突っ込めるのが菜箸しかないのですが、平らな柔らかい米みたいなものを掻き集めるのは容易ではありません。

水筒の口があまり大きくなかったので、箸として持つと壁が邪魔で、棒としてしか使えませんでした。

サーモマグにしたら楽になるのではないかと感じつつまだ手を出してません。

水筒との格闘は非常に困難を極めましたが、生麹の水量で米と合わせ完成を試食してみると、うまい!!

ねるねるねーるねの魔女のおばあちゃんか、柏手を叩くか、とにかく評価を文字で表すとしたらこんな感じですよ。

もどした麹はハリがないので、市販の甘酒に近い流動状態です。

生麹で作った甘酒は若干「食べる」に近かったんで、これは飲みやすい。

甘みは生麹には劣りますが十分だと思います。

ああ糖度計とか欲しくなるなあ。

生麹の水量で作っても、麹を戻す際にも水が入るので生麹で作った甘酒より量も多く出来上がりました。

といっても、

生麹甘酒約750ml、

もどした麹甘酒約900ml

くらいの差ですが。

 

さて水筒で痛い目に遭ったので、今度は麹を戻す研究です。

ネットで検索した際に見かけた1番主流なやり方は、

・耐熱ボールを使い、ラップでくるむ

でした。

ちょっと熱めのお湯を使うから耐熱ボールなのでしょうが、保温はそれでいいのかという心配がすごかったですが、とりあえずやってみました。

まずはお湯50mlで混ぜて様子を見ましたが、50で足りる麹は存在するのかというくらいあっという間に吸収されました。

お湯を50mlずつ入れては混ぜて様子を見ましたが、結局300mlほど入れた気がします。

ボールの底の方に多少水がありますが、上の方で水をあまりもらっていない麹が下の麹より薄い色をしていて、まだ加水しても大丈夫じゃないかなあっていうのを独自に繰り返し、ラップに移し替えるのがめんどくさかったので、出来るだけ麹を平らにし、空気がなるべく入らないように上にぴたっとラップをしました。

ぴたっとさせる為にも水が必要なので、このやり方だと300mlは適量の範囲だと思われます。

特に保温はせず、ステンレスのシンクの上に置いておき、お粥が炊ける前に麹の支度を終わらせて、お粥が炊ける2時間麹をもどしました。

途中1時間経過した辺りで上と下を入れ替えるように混ぜ、またぴたっとラップしておきました。

そしてお粥と合流させ、保温し出来上がりを試食。

うまい!!

そうですなあ、水筒と比べると若干甘みが落ちた気がするので、柏手は打てないですかね。

でもねるねるねのランプはピカピカつけたい。十分合格ラインでございます。

水筒じゃないので洗い物も楽!!

ちなみに生麹の甘酒は、甘さで例えるなら、シータが作った海賊船のシチューって感じです。

甘酒における悩みがかなり解消されてきました。寒い季節になってきたので、生姜甘酒とか玄米甘酒とかにもそのうちチャレンジしてみたいなあと思います。

酒粕甘酒はまったくまだ研究してませんし。

すごいですね、また甘酒だけで2300字を越えてしまいました。

誰が読むかよりは、自分の研究論文でございますから何でもいいんですけども。

ADHD、好きなものにはとことんが今回も証明されたかなと思います。

では、だてにあの世は見てねぇぜ!!